「おばあちゃん」を敬語でいくつ言える!?使い分ける必要は?
敬語表現は、もともとコミュニケーションにおいて相互尊重の精神のもと、相手やその場面に配慮して使い分ける言葉遣いを意味して、話し手が相手の人格や立場を尊重するもので、確かな人間関係を築く上で欠かせないものであることは、どなたもご存じながらもそんな事は考えた事ないと言う方がほとんどです。
おばあちゃんと言う言葉を聞くと、幼い頃はいつもそばにいてくれて、何でも優しくしてくれて、いつも自分の味方となってくれて、そばにいるだけで不思議と安堵感を感じてしまうイメージが強く、おばあちゃんは、いつものおばあちゃんで、敬語表現なんて全く意識したことないでしょうね。
「おばあちゃんの敬語は◯◯!? 会話と文書で表現は違うの?」
続柄をはっきりとさせたいならば「おばあさん」「おばあさま」「お祖母様」「お祖母上」と呼ぶ以外にないと思います。
日本語は、敬語の種類もさまざまで、尊敬語、謙譲語、丁重語に分かれます。
尊敬語は、目上の人を敬う表現で相手を立てたい時に使うもの、謙譲語は、自分がへりくだる表現で自分を下げることで相手を立てたいときに、そして丁重語では、…です。…ますをつける日常によく使用する表現です。
おばあちゃんの尊敬語としての使い方の場合に「おばあさま」に相当します。
・おばあさま、暑さ厳しき折いかがお過ごしでごさいますか?
・おばあさま、道の段差にお気をつけください。
おばあちゃんの謙譲語としての使い方の場合に祖母に相当します
・先日は、御祖母様にお小遣いを頂き、有難う御座いました。私のようなものまで
もお心遣いに感謝申し上げます。
・御祖母様、お部屋の中が冷え過ぎておりますので温度調節が必要であります。
おばあちゃんの丁重語としての使い方の場合に「おばあさん」に相当します。
・おばあさん、次回の敬老の日までには退院出来ますようにお祈りします。
・おばあさん、いつもいつも心配してくださり有難うございます。
普段は、おばあちゃんで気軽にな話したり、手紙書いたりしているのに、敬語表現になると、距離感が遠くに感じてしまいますね。
「他人のおばあちゃんを敬語で呼ぶなら◯◯と言えば大丈夫!?」
自分とは、全く血のつながらない赤の他人である高齢の女性に対しては、おばあちゃん、おばあさんと呼ばれて傷つく方もいるかもしれませんね
知り合いならば、直接に聞くことも可能でしょうが、知り合いでなければ奥様と呼んでみてはいかがでしょう!奥様と呼ばれて気を悪くする方はいませんので。
まとめ
過度な敬語は、相手にかえって不快を与えたり、その場面にそぐわなかったりしますので、敬語表現はなかなか難しいと思います。
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