私がメキシコでその魅力を感じたことは
君がメキシコを離れて日本の生活に疲れを感じた時にはいつでも君を心良く迎えてくれるのがメキシコ人だよ!
いつでも、また、戻ってきたらいい、それが日本にはないメキシコの魅力さ、君は滞在期間が長いから分かっていると思うけど…。
なんて情熱の国の民にふさわしい情感を表した言
葉と感じ私は、この魅力いっぱいの古さと新しさが巧みに融け合ったメスティーソの(混血)メキシコで、風俗に、習慣や言語に食事など、限りなく興味の深みにはまってしまった。
メキシコというお国柄では、基本的にはその場主義的なところも確かにあるかもしれないけれど、
一生懸命に要望を伝えていきさえすれば、必ずしや親身になって話を聞いてくれる大らかさもある
メキシコはまさに癒しの精神に満ちた国なのかもしれないと感じたのは私だけなのだろうかとも考えてしまう??
とにかく、メキシコを一言で表現しようとするならば、人も時間的経過もスローで全く疲れを感じさせないお国であるのではと…。
そして、メキシコ人から見た日本人はどんなイメージを持っているのだろうかと考えてみた。
ずっと昔にメキシコの放送で日本人の本質とはというテーマでの放送を聞いたことがあり、聞いているとあまりに考えていた以上の良いイメージがあることにちょっと驚いてしまった。
第一に日本人は、法と秩序を厳守し、勤勉でかつ創造性に優れている、
第二に日本人は、他の国々の人達を尊重する人種である。
第三に日本人は、世界の大多数の人々から、日本文化を含めて日本人そのものを憎めないという、ちょっと褒め過ぎ感を強く感じてしまった。
しかし、その背景にある理由は確かにあるとも述べてられていた。
その1つには、世界に対する日本人の礼儀正しさは
賞賛に値するものだそうです。人を丁重に扱う教育が、しっかりと浸透していること。
その2つには、ODAによる人道支援で、どれだけの多く人達が救われたことか。
その3つには、日系移民の仕事に対する意識面でどれだけ私たちのお手本になったことか。
以上が、どうも日本とメキシコの良好な関係を構築する模範になっているようで、日本人は、特に意識はせずとも、メキシコ側からみれば「遠くて近い国」と考えられている。
日本人には大変嬉しいことであると同時に規律や規則を徹底的に教え込まれた日本式教育の賜物ではないのかと感じた。
しかし、一言で言ってしまえば簡単ですが、その2国間の信頼性を築き上げるには、途方もない年月と努力の間に成し遂げられたものです。
日本とメキシコとは400年以上に渡って良好な関係にある。
はじめの交流は1609年に千葉・御宿沖で遭難し、村民たちが救助し、翌年には船を建造し、無事に帰国を果たしいる。
また、1857年に榎本武揚(幕末に函館戦争で奮戦)を団長に35名の日本人移民団が上陸し本格的な交流の始まり…。
なかでも、榎本武揚移民団の功績は最も大きい。
コーヒー栽培の成功を目指して上陸したものの、多くは挫折して帰国してしまった移民達も少ないないという。
しかし、そのままメキシコの地にとどまって、更に開拓に努力した人達もいた。
あれから長い年月は流れ、移民達のそれぞれの誠実さと勤勉さが、両国の現在の友好関係につながっているようだ。
そんな友好な両国は、幅広い分野で今も親日的である。
本格的な交流は一世紀を超える中で、しっかりと日本とメキシコの間に根を生やした友好関係を築き上げた結果と言える。
まさに、あの榎本武揚移民団の努力に賞賛したい。
最後に、日本とメキシコの交流関係をさらなる強固たるものにすれば、私たちの次世代へと、両国にとって大きなメリットになるにちがいない。
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