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台湾国旗について





国旗とはその国家を象徴する旗です。

今夏に開催の東京オリンピックの開会式での、それぞれの国旗を掲げての選手入場は、国の顔としてとても誇らしく感じたことでしょう!


特に、日本人にとっては白地に赤丸というシンプルさの中にもとてつもない深さがにじみ出ているような…

それぞれの国の皆さんの何方もご自分の国旗が世界の表舞台に出た時の感動は深いものでしょう…。

今回は、東京オリンピックの開催中であることから、台湾国旗について少し探ってみましょう!



<世界の国旗からみた台湾国旗は>


国旗は、その公式な縦横比を合わせた面積は統一されていて、しかも長方形の形になっていますが、ネパール国旗だけは唯一異なっています。

台湾国旗は、どうなっているのでしょうか

台湾の国旗は国旗として認められてはいないんですと言うと、実は台湾は国家として認められていないというわけなんです。


皆さんは、そんなことがあるわけはないと考えている方もいるかもしれませんが、


それでは歴史的経緯をみてみましょう!


中華民国(台湾)が成立が1912年で、その時の国旗は5色旗となり、1928年に今現在の晴天白日旗が国旗で採用されなからも、

これは国際社会では中国の国旗ということになっています。


1949年の争いに負けた中華民国政府は中国から台湾に逃れて来た以上、台湾は一国家ではなく、ただ単に中国から亡命に過ぎない中華民国政府とみられてしまったことが原因になります。


<国際的に認知がないながらも台湾国旗として>


正しくは国旗というのは違うのですがここでは国旗と言っておきましょう。


台湾は歴史的な複雑な経緯の中で、

現在使用の国旗は、1928年に台湾(中華民国)統一された時にも正式に採用されたものと言われています。

1928年は蔣介石が中華民国南京国民政府(今日の中華民国政府の前身)を成立させた年でもありました。


ところで、台湾国旗は青色・赤色・白色の3色で描かれています。

これは孫文が唱えた三民主義と言われています。

台湾国旗の意味は、青色は民権主義と正義

を表現し、白色は民主主義と平等を表現、

そして、赤色は民族主義と革命に身を捧げた人の血を表現されているそうです。

それに、国旗の左上の青地に白の太陽をみると、12本の三角形は光芒(こうぼう…一筋の光が差す意味)で、3つの意味があります。

十二支に、1日を12時間で表す12刻に、星座の十二宮です。

この太陽と12本の光芒で台湾の絶えることないい進歩を表します。


<三民主義を具体的に言うと?>


・青色の民権主義と正義

民権主義は民主主義のことから、国民が選挙で自分たちの代表を決めて憲法の従って正義のもとで運営することを言います。


・白色の民主主義と平等

民主主義により全ての人が経済的に平等であるような、例えば地主と小作農のような不平等な関係から貧富の差を改正する平等を言います。孫文がその思いを国旗の白色に込めたものですね。


・赤色の民主主義と革命

王政時代には植民地支配の中から脱却しようという考え方から一致団結して革命により民主主義を勝ち取ることを言います。




まとめ


複雑な歴史的経緯により、孫文の人々の思いを国旗に託しながらも台湾の国旗は国旗では無い?

台湾は国として承認されていないながら風になびく台湾国旗を見ると、寂しさを感じました。