野菜をバランスよくとるにはどの野菜をどれだけとったらいい?
日常の食生活の中で、野菜の重要性は分かっていてもどの野菜を
どのくらい食べたならばいいのか?結構分からないという方も
少なくないのではないでしょうか。
健康的な食生活を目指すならば、3種類の野菜が必要となります。
まずは、緑黄色野菜、淡色野菜、そしていも類をバランス良く食べていくことが大切になります。
1日に食べてほしい野菜量は、400gと言われています。
緑黄色野菜を100g、淡色野菜を200g、そしていも類を100gの割合で摂ることが理想とされています。
但し、これは、皮や芯などの廃棄部分は含まれていませんから、結構な量で、本当に食べきれるのか?心配になるのでは…。
数字だけ書いてしまうと、とても難しいことのように思われがちですが、100gはキュウリなら中1本、キャベツなら、外側寄りの2~3枚、玉ねぎなら、中⅔個、さやインゲンなら、ひとつかみと案外少ないものです。
これを1食でバランス良く摂るというのではなく、1日のうちで食べきればいいわけです。
1種類の野菜でというよりは、淡色野菜なら、大根やキャベツや白菜などの数種類を組み合わせて食べるようにしたいものです。
もちろん、調理方法は、生でも、炒めても、煮ても良いわけで生よりも、茹でたり煮たりするほうがカサが減ってたくさん食べることが可能になります。
また、きのこ類は、400gの野菜とは別に摂る野菜と考えて、なるべく、多く摂るようにするといいです。
昔の人は、旬の野菜は良いと言われていますが…。
「旬の野菜は何故?良いのか?」
やはり、旬の野菜は栄養価が断然違うようです。
最近の野菜の多くは、消費者の都合からか、農家では計画栽培が行われるようになったり、流通も向上してか全国のものがその日に届くようになって、一部の野菜を除けば、1年中食べられるようになりました。
そんな中、自然食などのブームによって、再び、旬や路地物にこだわる人も多くなってきています。
例えば、夏の代表的な野菜は、トマトのように1年のデータを調べると8~9月はビタミンCが多い傾向があることが分かります。
また、畑で真っ赤に熟したトマトは甘み成分のブドウ糖や果糖が増えて、味が濃くなります。
つまり、美味しくて栄養価も高いということになります。
冬野菜の王様だったほうれん草も今では、1年中食卓にのぼりますが冬場のグリーンの濃い、しっかりしたもののほうが、β-カロチンの含有量が多くて、ビタミンCは、夏場の3倍も含まれていると言われています。
ただ、季節のものだからすべてが路地栽培というわけでなく、水耕栽培や水分を極力少なくして甘みを出すなど、特殊な栽培でも栄養価が上がるものもあるわけです。
これからの消費者は、知識をもって賢く選択することが大切になります。
「農薬を使うか使わないかの違いないは?」
農薬を使わないのは、有機野菜と呼ばれていますが、農薬や殺虫剤、化学肥料を使用せず、堆肥だけで土壌の生態系を保持してより自然な形で、作物を栽培する方法です。
農林水産省によると、有機野菜は、3年以上合成資材などの使用を中止した場で、生産した農作物という基準があるようです。
また減農野菜もあって、これは栽培期間に使用する農薬の回数を減らしたものです。
本当の有機野菜をするには、しっかりとした土作りから始めなければならずなかなか難しい作業と言われています。
まとめ
野菜の栄養素には、いろいろあることが分かりましたが、栄養素の働きとともに効率のいい食べ方を知っておくことが大切なんですね。そして全体で1日に400gを3種類の野菜で上手に食べなければなりませんし、又、旬の
ものを食べるのがいいと言われていますが、季節感がなくなってしまった現代には、なかなか難しいことが分かりました。
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