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ビール腹はどういうこと?




お酒が好きな方は、お腹が出ているイメージが確かにあります。

特に、ビールばかり飲んでいる方は、ビール腹などとも言われています。まるでビールがお腹にカブガブたまっているような言い方ですよね。


はたして、本当にそんなことがあるのでしょうか?


お腹にビールが溜まるか?どうかは、別としても飲みすぎは、太る原因と考えている方が多いのではないでしょうか?


そこで、本当のところはどうなのか?今回は、皆さんと正しいことを探ってみることにしましょう。


<アルコールのカロリーは>


・アルコール飲料のカロリー


ビール     43カロリー

清酒     106カロリー

焼酎     140カロリー

紹興酒    110カロリー

ウィスキー  250カロリー

ブランデー  250カロリー

シャンパン  100カロリー

ワイン    65カロリー



まずは、代表的なアルコール飲料のカロリーを確認しておきましょう。


皆さんがお馴染みの缶ビールレギュラーサイズ(350mlは140~165kcalで、平均的には150kcalです。

それに、清酒の180mlでは180~190kcalです。どちらも梅干しおにぎり1個分に相当します。


その他のアルコール飲料については、100mlあたりのキロカロリーとして上記にまとめましたので、参考になさってください。


レギュラーサイズの缶ビールを5本飲めば、750kcalになります。

ところが、アルコールそのものは、体内に入ると分解されてしまいます。


よって、最後には水と炭酸ガスになるわけで、一部は汗となり蒸発しまが、いずれにしても体内にたまることはありません。


もちろん、ビールそのものがお腹にカブガブたまることもありません。


そして、ビール、清酒、ワインなどには、それぞれが大麦、米、ぶどうの成分が含まれています。


また、味付けのためアミノ酸や糖分を加えたものもあってこれらに関しては栄養分になります。

しかし、皆さんが気にしているカロリーは少なく、レギュラーサイズのビール缶や清酒もどちらも身体に残るのは、30~50kcal

と考えられています。


<生活習慣と飲酒の関係は>


ところで、アルコール飲料の好きな方が太っているように感じてしまうのはどうしてでしょうか?


何方も疑問に持たれてしまいますよね。


可能性として考えなければならないことは、生活習慣の違いです。

皆さん、お酒を飲む時には、つまみを食べることが多いのではないでしょうか?

考えてみてください。


しかも、飲む前後でいつもと同じ食事を摂るという方も多くいると思います。


それに、お酒をたくさん飲む場合には、時間も必要です。

お酒を飲みながらスポーツなどする方はいないはずなので、当然、座ったまま身体を動かさない時間が長くなりますね。


同じ体格で同じ基礎代謝量、しかも同じ運動量の2人を比べてみると、1人が毎日お酒を飲む習慣があり、もう1人は、全く飲まないとしたらどうでしょう?


計算する必要はありませんね。お酒を飲んでいる方の方が、摂取カロリーが多く、消費カロリーが少ないわけですから、太ってしまうわけです。


つまり、仮に太ってしまったとしても、これはお酒のせいではなく、生活習慣の違いが問題ということになります。




飲酒と体重の関係をみてみても、飲酒習慣と体重(BMI)でも両者にはほとんど差がないことからも、お酒を飲む方が太る

というイメージは正しくないことが分かりました。


つまりビール腹は存在しないことが分かります。


しかし、まだちょっと心配とおっしゃる方も少なくはないはずです。

そんな半信半疑の方のために、お酒の上手な飲み方を探ってみることにしましょう。


<お酒の上手な飲み方は>


アルコール飲料には、さまざまな種類がありますが、醸造酒と蒸留酒に分けられています。


醸造酒の特徴は、原材料に含まれている栄養素がそのまま濃縮されて残っていることです。


清酒、ビール、ワインがその代表です。

一方、蒸留酒の特徴は、アルコール分が濃縮されていることと、原材料に含まれている栄養素がほとんど含まれていないということになります。


焼酎、ウィスキーがその代表です。


カロリーの違いで考えると、アルコール分は体内で分解されてしまいますから、カロリー源になりません。


従って、ダイエットの立場で考えると、

蒸留酒の特徴から実質的なカロリーがほとんどゼロということから太りにくいわけです。


それに、アルコール飲料を全く飲まない方

より週に2~3回、グラスに1杯くらいずつ

のむのが健康に良い報告があります。


お酒の上手な飲み方をまとめると、


・食事をしながらゆっくりと飲む

・適量のアルコール飲料を週に2~3回飲む

・適量ならアルコール飲料の種類にこだわらない

・お酒のつまみはほどほどにする

ということになります。そう考えると、

アルコールそのものの効果もありますが、

ゆっくりとした時間を過ごしながら

ストレス解消に努める意味合いもあるのかもしれませんね。


まとめ


いかがでしょうか?

お酒が好きな方は、お腹が出ているイメージがありましたが、ビール腹と言ってもビールそのものがお腹に溜まるものではありません。

つまり、お酒のせいではなく、生活習慣の違いが問題だということが分かりました。

それに、原材料に含む栄養素がほとんどない蒸留酒がダイエット効果が高く、週に2~3回が健康に役立つことも分かりました。