tana1026のブログ

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日本を「にほん」または「にっぽん」と読む基準ってあるの?




日本を「にほん」と「にっぽん」の2種類の読み方があります。


しかし同じ国名でありながらも2種類の読み方があるとは何ともややこしい国であると思いますから外国人にとっては、本当に複雑で申し訳なさを感じてしまいます。


私は今までその時の雰囲気やら、発音した時の響きの良さで適当に使い分けて、特に

深く考えたことはありませんでした。


皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

おそらく日本人の中でも多くの方が「にほん」と読みます。


やはりにほんが正しいのでしょうか?どうもこの2種類の読み方の背景には、長い歴史が見え隠れしているようですので、この機会にじっくりと考えてみましょう。


「にほん」と読む場合の例にはこんなものがあります」

 ・東京の日本橋 ・日本大学 ・日本生命 その他

「にっぽん」と読む場合の例にはこんなものがあります」

 ・大阪の日本橋 ・日本体育大学 ・日本電気 ・日本銀行 その他

上記のように地名、企業名、学校名は、固有名詞として読み方が決められています。


日本を音読みにしてみますと「にっぽん」で、これが国名になったことになります。


江戸時代の頃になると関東地方の方言で「にほん」と言う呼び名が生まれたようです。そんな名残から大阪では、「にっぽん橋」となり、東京では、「にほん橋」です。


日本政府ならば自分の国の読み方をしっかりと定めていると思いきや日本の読み方を定めてはいません。


40年くらい前に日本政府は、国名をあえて「にっぽん」に統一しようとしたようですが「にほん」/「にっぽん」が並存していた関係から断念した経緯がありますた。

今では、「にほん/にっぽん」いずれも国の憲法や法律では、日本の文字は日本と定めていますが読み方は、決められていませんので両者ともに正解です。


但し国際表記では、NIPPONとしているため、日本の国の呼び名は「にっぽん」で統一されています。


そんな関係からかNHKでは、国際表記に合わせて国号を表す時は、にっぽんと読むのが正しいとしています。


つまり「日本国」と表記すれば明らかに日本と言う国の事を表した単語であることから「にっぽん」と読むわけです。


「「にほん」と「にっぽん」この差はどんな基準で決まっているのでしょうか?


「にほん」と「にっぽん」の読み方には、どんな基準があるのでしょうか?


それは、日本の読み方が2つに分かれてしまった理由には、国名の歴史と口に出した時の発音のし易さにあるようですね。


日本の国号が利用されるようになったのは、7世紀までさかのぼります。


遣唐使で、中国をはじめ海外との交流が盛んになった事が影響されて私たちの国を日出する国と考えたことで、日ノ本(ひのもと)と言い、これがさらに略した結果に日本と言われようになったようです。


この時点では日本は国際的には、「にっぽん」又は「じゃぽん」と発音されていましたが、仮名表記するときには、「にほん」と表記されていました。


その後も中国をはじめとした海外の方からは、「にっぽん」又は「じゃぽん」と

読まれておりました。


しかし日本人の間で日常的に使われていたのは、「にほん」が使われていました。

そんな関係から、海外から使節団を招くような場合は、「にっぽん」又は「じゃぽん」をを使うようになった経緯がありますが、日本では、実際には、「じゃぽん」は、あまり使われず「にっぽん」だけが正式名として残ったようですね。


それに民間では、「にっぽん」と合わせて「にほん」も使われ続けたために両方とも残ってしまったわけです。


そして口に出した時の発音のし易さを考えた場合には、最近では、若者達のほとんどは「にほん」と発音することが多い傾向にあると思います。


例えば、日本銀行を口に出して発音する場合に、「にっぽんぎんこう」と発するよりも「にほんぎんこう」と発音の方がなんとなく言いやすいですね。


そしてスポーツ関係の国際試合で、日本の応援団が日本のチームを応援するときの掛け声を思い出してみてください。その応援団の掛け声は「にほん」ではなく、「にっぽん」「にっぽん」の大合唱を聞くと思います。


リズム的に「にっぽん」の方が口に出しやすくて、しかも力強い響きを感じますよね!。


このように、現代の日本人は口に出した時に違和感がない方を瞬時に選ぶ傾向があります。


まとめ


今回は、「にほん」と「にっぽん」と読む時の基準ってなにかあるんでしょうか?と

言う疑問に、日本の読み方をご紹介してきましたが、結論としては私たちの日常的生活の中では、「にほん」と「にっぽん」のどちらを使っても間違いなしで、両方とも正解でした。


但し国際表記にNIPPONと表記されている場合や、それに合わせたNHKの表記や、地名、企業名、学校名などのような固有名詞として決められている表記があるならば

その読み方に従う必要があります。