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マツヨばあちゃんと座敷童子のお友だち<生活編5>No7




マツヨばあちゃんと座敷童子のお友だちは、生きても、死んでも何も変わらないことが分かりました。





鏡に映るように…そのまんま同じでした。


変わったこと言えば、ばあちゃんも童子のお友だち、みんなが明るく幸せになれたこと…。


「ばあちゃん、オレたちは天国暮らしだ!まんまも腹いっぱい食えてな」


「マツヨばあちゃんは言いました。今の天国暮らしは…ね。天の神様が与えて下さったものよ。

ばあちゃんも頑張るけれど、童子のお友だち、みんなも頑張りましょうね!

心のお勉強をして、良い座敷童子のお友だちになってくださいな。」


「ミドリちゃんは、ワァ~と泣き出しました。」


あまりにも優しいマツヨばあちゃんに泣いてしまったのです。





ミドリちゃんは、会津藩の家老の家に生まれ、それは、それは厳しく育てられて地獄絵図が描けるような…。


「童子になって名を変えるほど、自分が嫌と言うミドリちゃん…」


人と人の縁は不思議なものと考えていたマツヨばあちゃんでした。


マツヨばあちゃんは、この幸せがずっと続いてほしいと願いつつも、いずれは、あの童子のお友だちとの別れは遠くはない…と


再び、春風に乗って去っていくのであろうと…。