tana1026のブログ

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セロリに秘めた栄養とは




セロリの歴史は大変古く、ミイラの首飾りや、古代ギリシャのお祭りに飾られていたというセロリ。


ローマ・ギリシャ時代には、整腸や滋養強壮の薬として珍重されていたとか。


漢方の世界では、血圧を下げる、鎮静、けいれんを抑える、利尿、浄血などの作用が認められます。


日本名は「清正にんじん」「オランダみつば」で、にんじんやみつばと同じセリ科の仲間に入ります。


<どんな栄養があるの?>


セロリは皆さんもご存知の独特な強い香りがあるせいか、野菜の中でも好き嫌いがはっきりとしていて、かなりの個人差がある野菜です。


しかし、セロリには独特の味の中に秘めた栄養が隠されているんですよ!

β-カロチンをはじめ、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミン、そして、カルシウム、鉄などのミネラル分、それに食物繊維をも多く含まれています。


・胃潰瘍をガードするセロリパワー

胃や十二指腸の表面にある粘膜が炎症でただれてしまっている状態が潰瘍ですが、この潰瘍を治そうとするには、新たに細胞分裂を活発化して、その表面に新しい表皮をつくり、表面を覆っていくことが必要になります。


このときにタンパク質が必要になるのですがセロリに多く含まれているビタミンUはこの時に細胞内でタンパク質を合成するために必要な核酸を生み出すことができる

ビタミンなんです。


このことからも、ビタミンUは抗潰瘍性ビタミンとも言われています。

これは、いろいろなお薬の成分にも使用されています。


・神経系を調えるセロリパワー


セロリには、多く含まれているビタミンB1とビタミンB2は、エネルギー代謝を良くして、しかも神経系の正常な機能を維持する上で

大変大切なビタミンと言われています。


もしもこれらのビタミン不足に陥ってしまったならばどうでしょうか?

これらのビタミン不足の場合、免疫力を低下させて、また、精神面にも影響してきます。

例えば、皆さんが甘いお菓子や添加物の多い食事を摂っていると、体内ではビタミンの多量消費状態となり、気付かないうちにビタミン不足に陥って、神経症になることさえあります。


・材料や消臭、香り付けのセロリパワー


独特の強い香りとシャキシャキとした歯ざわりがセロリの特徴と言えましょう。

皆さんが油っこい料理と組み合わせれば口の中は、さっぱりしてあの油っこさも消えてしまいます。


あのセロリの強い香り成分は、アピオールでお肉料理、特に、レバーなどのあの嫌な臭みを消してくれる揮発性成分が含まれています。

このために、セロリは肉料理

との相性は抜群ということが分かります。

そして、スープや煮込み料理を作る場合に、是非おすすめなのが、より香りが強い葉っぱの部分をブーケガルニ(香りの束)として使って下さい。


・葉っぱを入浴剤に使用して


セロリの葉っぱを粗く刻んで日干しをして下さい。


木綿の布などで袋を作り乾燥したセロリの葉っぱを入れて、お風呂に入れると身体全体が温まり冷え性や肩こりに効果があります。


<セロリ部位で使い分けを健康に>


セロリの葉っぱは、捨ててしまう方が多いようですが、葉っぱは、栄養の宝庫ですから、有効活用しましょう。


例えば、醤油と砂糖で煮て香りの効いた佃煮にします。


中心の柔らかい部分は、天ぷらにしたり細かく切ってスープに入れます。

香りが強いので量を加減するのがコツです。

また、香りを和らげるには、一度塩茹でした葉っぱを水にさらしてもいいです。

細かく刻んで、ちりめんじゃこやベーコンと一緒に炒め煮してもいいですよ!


まとめ


いかがでしょうか

セロリは、胃潰瘍の予防と緩和、神経系を調える、また消臭効果も期待出来る便利な野菜です。