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マツヨばあちゃんと座敷童子のお友だち<生活編1> No3




マツヨ農園には、童子のお友だちの元気な声が響きわたる毎日に、とても若々しくなったマツヨばあちゃん


「これ、これ、そんなに騒いだら、ハチさんが逃げて花粉をつけられんよ…






「花粉は美味しい野菜の大切な精になるんだからね」


「ばあちゃん、大丈夫だ、ハチもオレのように元気だ!

オレは山でな、腹ペコで甘~いハチミツを枝先で突ついたらハチに追いかけられて刺された」




花ちゃんらしい行動に、他の童子のお友だちも納得したようす

で、食い意地を張った花ちゃんにハチさん達は怒ってしまったようです。




花ちゃんにあきれた童子のお友だちに、ユリコちゃんは「クマのプーさん」と同じと言うなり、みんなは大笑い!







「ミホのおじいちゃんは…ね  

ハチミツをたくさんとってくれた。」


ミホちゃんは北海道の北見に住んでいました。

わけあって、おじいちゃん、おばあちゃんに育てられ、おじいちゃんはクマを追いかけるまたぎでした。


「ミホはいつも一人で遊んでいたから、お友だちはリスに北キツネだけ…

リスを追いかけていたら川に落ちてね…

気付いたら、童子になって、おしゃべり花ちゃんとお友だちになっていたよ!」


ハチさんでみんなで大騒ぎになったマツヨ農園でした。


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マツヨ農園はますますにぎやかな畑に、マツヨばあちゃんも明るくなりました。


いつもは 村の寄り合いで部屋の隅っこで 独り静かに座っていたマツヨさん


この時ばかりと村人の皆さんと楽しく、ほがらかになったマツヨさんに村人たちは皆、驚いたようすに…

お隣のミドリさんも「マツヨさん、本当に良かったわね!」と微笑んでくれました。